アディダスのランニングシューズといえば、BOOSTフォームの存在感が圧倒的です。2013年の登場以来、ランニングシューズの常識を変えたとも言われるこの素材は、「走れば走るほど力が返ってくる」感覚をランナーにもたらしました。
現在のアディダスはBOOSTに加えてLIGHTSTRIKE PROという最新素材も投入し、デイリートレーナーからエリート向けレースシューズまで幅広いラインナップを展開しています。テクノロジーの選択肢が増えたことで、あらゆるレベルのランナーに対応できるブランドへと進化しました。
この記事では、アディダスのランニングシューズから厳選した5モデルを紹介します。それぞれのテクノロジーの違いや向いている走り方を理解すれば、最適な1足が見つかるでしょう。
アディダスのテクノロジー解説
アディダスのランニングシューズを選ぶ前に、搭載されているテクノロジーの違いを押さえておきましょう。この知識があるとモデル選びが格段にスムーズになります。
BOOSTフォーム
TPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を発泡させた独自のクッション材です。最大の特徴は温度変化に強いことで、冬の寒さでも硬くならずにクッション性を維持します。エネルギーリターン率が非常に高く、着地のたびに足を押し返すような感覚が得られるため、長距離でも足が疲れにくいのが強みです。見た目は発泡スチロールに似た白い粒状の素材で、一目でわかる外観をしています。エネルギーリターン率は約70%とされており、走るたびに弾むような感覚が癖になるランナーも多いです。
LIGHTSTRIKE PRO
レーシングモデルに搭載される超軽量・高反発フォームで、BOOSTよりもさらに軽くて反発が強い最新素材です。特にキロ4分を切るようなハイペースでの走りに威力を発揮し、アディダスのレースシューズの競争力を一気に押し上げました。BOOSTの安定したクッション性と、LIGHTSTRIKE PROの爆発的な反発力。この2つの素材の使い分けが、アディダスのラインナップの軸になっています。

おすすめ5モデル
1. ウルトラブースト ライト
アディダスの看板モデルで、Light BOOSTフォームの採用により従来比30%の軽量化を実現しています。クッション性はそのままに、足運びが軽くなったことで走り心地が大幅に向上しました。スタイリッシュなデザインで街履きにも使えるため、ランニングと日常使いの一石二鳥を狙えるモデルです。アッパーにはPrimeknitを採用し、足にぴったりフィットする快適な履き心地を実現しています。初心者から中級者まで幅広いランナーにおすすめの1足でしょう。重量は約300gとやや重めですが、そのぶんクッション量がたっぷりで、ロングジョグでの足の疲労感が少ないと好評です。
2. アディゼロ ボストン 12
テンポ走やインターバル走に最適なスピードモデルです。LIGHTSTRIKE PROフォームとエナジーロッドの組み合わせが、気持ちの良い反発を生み出し、スピード練習がはかどります。サブ4からサブ3.5を目指すランナーのレースシューズとしても十分な性能を備えており、練習とレースの両方で使える汎用性の高さが魅力です。価格も1万5千円前後と、カーボンロッド搭載モデルとしては手頃な部類に入ります。
3. アディゼロ アディオス Pro 3
アディダスの最速レースシューズで、カーボンロッド5本を搭載した推進力特化のモデルです。LIGHTSTRIKE PROフォームとの組み合わせで生まれる加速感は圧倒的で、スタートからゴールまでスピードを維持できる設計になっています。アディダス公式でも常に注目度トップの人気モデルです。サブ3を狙うエリートランナーの勝負シューズとして、世界中のレースで実績を積み重ねています。
4. アディゼロ SL 2
LIGHTSTRIKEフォーム搭載のデイリートレーナーで、軽さと反発力のバランスが優れたモデルです。ジョグからテンポ走まで幅広い用途に対応し、1足でさまざまな練習をこなしたい方に最適でしょう。価格も1万円前後とコストパフォーマンスに優れているため、アディダスのランニングシューズを初めて試す方にもおすすめです。アッパーの通気性も良好で、夏場のランニングでも快適に走れます。通勤ランやジムでのトレッドミル使用など、さまざまなシーンで活躍してくれる万能型です。
5. ギャラクシー 7
6,000円前後で購入できるエントリーモデルです。Cloudfoamクッションが足裏に心地よいフィット感を提供し、ランニングの習慣づくりを目的とする初心者に最適な1足です。Amazonでもベストセラー常連のモデルで、手軽に始めたい方から絶大な支持を受けています。本格的なレースには向きませんが、ジョグやウォーキングには十分な性能を備えているでしょう。
アディダスシューズの選び方のコツ
アディダスのランニングシューズを購入する際に覚えておきたいポイントを解説します。
まず足幅についてです。アディダスはナイキほど極端ではありませんが、アシックスやミズノと比較するとやや細身の設計です。足幅が広い方はワンサイズ上を試すか、店舗で実際にフィット感を確認することをおすすめします。特にアディゼロシリーズはレース向けのタイトなフィットなので注意が必要でしょう。ナイキと比べると若干ゆとりがあるモデルも存在するため、複数のモデルを履き比べてみることをおすすめします。
購入時の節約術として、adiClubへの登録を強くおすすめします。無料の会員プログラムでありながら、メンバー限定のセールやポイント還元が用意されています。定期的にアウトレットセールも開催されるため、型落ちモデルをお得に購入できるチャンスも多いです。アディダスで買い物をするなら登録しておいて損はないでしょう。

まとめ
アディダスのランニングシューズは、BOOSTの安定したクッション性とLIGHTSTRIKE PROの爆発的な反発力が最大の魅力です。普段履き兼用ならウルトラブースト、スピード練習ならボストン12、レースならアディオスPro3と、用途に合わせた選択が可能です。
予算を抑えたい方はギャラクシー7やアディゼロSL2からスタートしてみましょう。adiClubに登録してセール情報をチェックすれば、ワンランク上のモデルにも手が届くかもしれません。BOOSTの反発力を一度体感すれば、ランニングがさらに楽しくなるでしょう。なお、アディダスはサッカーやバスケットのイメージが強いブランドですが、実はマラソンのスポンサーとしても世界各地の大会をサポートしており、ランニング分野での本気度は折り紙つきです。
