「ランニングシューズを買いたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という声をよく聞きます。
ランニングシューズは各メーカーから毎年新モデルが発売され、初心者向けのクッション重視モデルから上級者向けのカーボンプレート搭載モデルまで、用途や目的によって選ぶべきシューズが異なります。間違った選び方をすると、怪我の原因にもなりかねません。
この記事では、ジョギング用・トレーニング用・レース用など目的別に注目すべきモデルの特徴を解説し、自分に合う一足を見つけるためのガイドをお届けします。

ランニングシューズの種類を理解しよう
まず、ランニングシューズには大きく分けて以下の3タイプがあることを知っておきましょう。
デイリートレーナー(初心者〜中級者の普段使い向き)
クッション性と安定性のバランスに優れ、日々のジョギングや長距離走に適したシューズです。初心者が最初の1足として選ぶならこのタイプが最適です。足への衝撃を吸収してくれるため、膝や足首への負担が軽減されます。
代表的なモデルとしては、アシックスの「GT-2000シリーズ」、ナイキの「ペガサスシリーズ」、ホカの「クリフトンシリーズ」などがあります。価格帯は1万〜1.5万円程度が主流です。
テンポアップシューズ(スピード練習・中級者向き)
反発性が高く、ペースを上げたトレーニングに適したシューズです。デイリートレーナーよりも軽量で、地面からのエネルギーリターンが大きいのが特徴です。ある程度走り慣れてきた中級者の2足目としておすすめです。
レーシングシューズ(大会・上級者向き)
カーボンプレートを搭載し、最大限の推進力を生み出すシューズです。非常に軽量ですがクッション性や耐久性は控えめなため、レース本番や重要なポイント練習に限定して使うのが一般的です。価格帯は2万〜3万円以上です。
- 初心者(これから走り始める方):デイリートレーナー
- 中級者(月間走行距離50km以上):デイリートレーナー + テンポアップシューズの2足持ち
- 上級者(サブ4以上を狙う方):デイリートレーナー + レーシングシューズの使い分け
主要ブランド別の特徴とおすすめモデル
ここからは、主要ブランドの特徴と注目モデルをご紹介します。それぞれのブランドには明確な個性があるため、自分の足の形や走り方に合うメーカーを見つけることが重要です。
アシックス|日本人の足に合う安心の選択肢
アシックスは日本メーカーとして、日本人の足型に合わせた設計が最大の強みです。幅広・甲高の足にもフィットしやすく、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
初心者には「GT-2000シリーズ」が定番で、クッション性と安定性のバランスが優れています。もっとクッション重視なら「GEL-NIMBUSシリーズ」も人気です。ミズノの公式サイトによると、足囲(ウィズ)を含めたフィッティングが快適な走りにつながるとされています(参考:ミズノ公式オンライン)。
アシックスのシューズについては、アシックスのランニングシューズおすすめ7選で詳しく紹介しています。
ナイキ|革新技術で走りを加速させる
ナイキはランニングシューズ界で常に革新的な技術を投入してきたブランドです。厚底カーボンプレート搭載の「ヴェイパーフライ」はマラソン界に革命を起こしました。
日常のジョギングには「ペガサスシリーズ」が不動の人気を誇ります。ZoomAirやReactフォームによる快適なクッション性と、ほど良い反発力を兼ね備えた万能モデルです。詳しくはナイキのランニングシューズ7選をチェックしてみてください。
ホカ(HOKA)|厚底クッションの先駆者
ホカは厚底ランニングシューズの代名詞的ブランドです。見た目のインパクトとは裏腹に驚くほど軽量で、着地時の衝撃吸収に優れているのが特徴です。
「クリフトンシリーズ」はデイリートレーナーとして抜群の人気を誇り、膝や関節に不安がある方にも支持されています。ホカのシューズについては、HOKAランニングシューズの評判で口コミや実力を詳しく検証しています。
ミズノ|安定感と耐久性の国産ブランド
ミズノもアシックスと並ぶ日本の代表的なランニングシューズブランドです。独自の「ウエーブプレート」技術で安定性を確保しつつ、「MIZUNO ENERZY」素材でクッション性も両立しています。
「ウエーブライダーシリーズ」は長年愛され続けている看板モデルで、安定感のある走りを提供してくれます。ミズノのシューズ詳細は、ミズノのランニングシューズおすすめ5選をご覧ください。

ニューバランス|極上のフィット感
ニューバランスはフィット感の良さに定評があり、足幅のバリエーション(D/2E/4E)が豊富に用意されているのが特徴です。「Fresh Foam X 1080シリーズ」はプレミアムなクッション性を提供し、長距離走でも足が疲れにくいと評判です。
詳しくはニューバランスのランニングシューズおすすめ5選で紹介しています。
アディダス|BOOSTの反発力
アディダスの「BOOSTフォーム」は、踏み込んだ力を推進力に変える高い反発性が魅力です。「ウルトラブーストシリーズ」は普段履きからランニングまで対応する万能モデルとして人気があります。
アディダスのシューズはアディダスのランニングシューズおすすめ5選で詳しくまとめています。
On(オン)|独自構造による新しい走り心地
スイス発のOnは、ソールに並んだ「CloudTec」と呼ばれるチューブ状の構造が特徴です。着地時はソフトに衝撃を吸収し、蹴り出し時には硬くなって反発力を生む独自のメカニズムで、他のシューズにはない走り心地を実現しています。
Onの走り心地が気になる方は、Onランニングシューズの評判をチェックしてみてください。
ランニングシューズ選びで失敗しないための5つのポイント
どのブランドやモデルを選ぶにしても、以下のポイントを押さえておけば大きな失敗はありません。
1. 足のサイズを正確に測る
シューズ専門店やスポーツ用品店で足のサイズを測ってもらいましょう。足長だけでなく足囲(ワイズ)も重要です。ナイキの公式サイトでも、足長と足幅の両方を確認することがフィッティングの基本だと解説されています(参考:ナイキ公式)。
2. つま先に1cm程度の余裕を持たせる
ランニング中は足が前方にずれるため、つま先に約1cm(指1本分)の余裕があるサイズが適切です。普段の靴よりも0.5〜1cm大きいサイズになることが多いです。
3. かかとのフィット感を確認する
かかとがシューズの中で動いてしまうと、靴擦れや足の不安定さにつながります。かかとをトントンとシューズに合わせ、しっかりフィットしているか確認しましょう。
4. 午後に試し履きする
足は1日の中で大きさが変化し、午後になると朝よりもむくんで大きくなります。ランニング中の足の状態に近い午後にフィッティングするのがおすすめです。
5. ランニング用のソックスで試す
普段の靴下とランニング用ソックスでは厚みが異なるため、実際にランニングで使うソックスを履いた状態で試し履きしましょう。
シューズの選び方をさらに詳しく知りたい方は、ランニングシューズの選び方ガイドもぜひご覧ください。

2足持ちのすすめ
ランニングに慣れてきたら、目的が異なる2足のシューズを使い分けることを強くおすすめします。
なぜ2足持ちが良いのか
同じシューズを毎日履き続けると、クッション材のへたりが早まり、シューズの寿命が短くなります。2足をローテーションすることで、クッション材が回復する時間を確保でき、シューズの寿命が延びます。
また、異なるソール構造のシューズを交互に履くことで、足の筋肉がバランスよく鍛えられ、怪我の予防にもつながります。Runtripマガジンでも、2足以上のシューズをバランスよく使い分けることが推奨されています(参考:Runtripマガジン)。
おすすめの2足の組み合わせ
- 初心者:デイリートレーナー(メイン) + 軽量クッションモデル(気分転換用)
- 中級者:デイリートレーナー(ジョグ用) + テンポアップシューズ(スピード練習用)
- 上級者:デイリートレーナー(日常練習) + レーシングシューズ(レース本番用)
まとめ
ランニングシューズを選ぶ際のポイントを振り返ります。
- 初心者はクッション性と安定性に優れたデイリートレーナーが最適
- アシックス・ミズノは日本人の足に合いやすい
- ナイキ・ホカ・ニューバランス・アディダス・Onにもそれぞれの強みがある
- 試し履きは午後、ランニング用ソックスを履いて行う
- つま先に1cm程度の余裕を持たせる
- 慣れてきたら2足持ちでローテーションするのがおすすめ
自分の足に合うシューズが見つかると、ランニングがもっと楽しくなります。まずはスポーツショップで実際に履き比べてみることから始めてみてください。
初心者の方向けにさらに絞り込んだ情報は、ランニングシューズの選び方ガイドやメンズランニングシューズ7選もあわせてご活用ください。

