バーチャルマラソン(オンラインマラソン)は、指定された期間内に好きな場所・好きな時間で走り、その記録をアプリで送信して参加するマラソンイベントです。会場に行く必要がなく、自分のペースで楽しめるため、忙しい方や遠方にお住まいの方でも参加しやすいのが特徴です。
この記事では、バーチャルマラソンの仕組み、参加方法、おすすめのイベントを詳しく紹介します。新しいマラソンの楽しみ方に興味がある方はぜひ参考にしてください。
バーチャルマラソンとは
基本的な仕組み
バーチャルマラソンは、大会が指定する期間内に自分の好きな場所で走り、GPSアプリで記録を計測して提出するオンライン型のマラソンイベントです。実際の大会会場に行く必要がないため、自宅周辺のランニングコースやジムのトレッドミルで参加できます。
リアル大会との違い
- 場所を選ばない(自宅周辺、公園、ジムなどどこでもOK)
- 時間を選ばない(期間内であれば早朝でも深夜でも走れる)
- 一度に走り切る必要がない大会も多い(累計距離でOK)
- 沿道の応援はないが、自分のペースで走れる
- 参加賞(メダル・Tシャツなど)が送られてくる大会がある
- 参加費がリアル大会より安い傾向にある
どんな人に向いているか
バーチャルマラソンは、以下のような方に特におすすめです。
仕事や育児で決まった日に大会に参加するのが難しい方、人混みが苦手で自分のペースで走りたい方、地方在住で大きな大会へのアクセスが悪い方、大会のモチベーションが欲しいけどリアル大会はまだ不安な初心者の方にぴったりです。
いずれの場合も、記録はスマホやウォッチのGPSで取ることになります。スマホを手に持ったまま長い距離を走ると腕が疲れるため、揺れにくいランニングポーチに収めて走るのもひとつの方法です。

おすすめのバーチャルマラソン
バーチャル東京マラソン
東京マラソン財団が主催するバーチャルイベントで、フルマラソンの42.195kmに挑戦できます。完走者の中から抽選で翌年の東京マラソンの出走権が当たるという特典もあり(2026年大会は抽選で100名)、リアル大会への足がかりとしても魅力的です。ONE TOKYO(東京マラソン財団公式クラブ)の会員向けに参加受付が行われます(参考:東京マラソン財団「関連イベント(バーチャル東京マラソンほか)について」)。
RUN as ONE – GLOBAL Virtual Run Series
東京マラソン財団が展開するグローバルなバーチャルランシリーズです。世界中のランナーが同じ期間内にチャレンジし、グローバルなランニングコミュニティの一体感を味わえます。複数回のチャレンジが年間を通じて開催されます(2025/2026シリーズは全10回)。詳細は東京マラソン財団「RUN as ONE – GLOBAL Virtual Run Series 2025/2026」のお知らせをご確認ください。
各地のバーチャルマラソン
北海道のノーザンホースパークマラソンのように、リアル大会とあわせてオンラインマラソンを開催する大会もあります(参考:ノーザンホースパークマラソン公式「オンラインマラソン」)。地方の大会のバーチャル版に参加することで、遠方の大会にも気軽にチャレンジできるのが魅力です。参加賞が用意されている大会もあり、走る以外のお楽しみもあります。
常時開催型のバーチャルイベント
期間を限定せず、いつでも参加できる常設型のバーチャルマラソンもあります。自分の目標距離を設定して、完走するとメダルやTシャツがもらえるサービスです。日々のランニングにモチベーションを持たせたい方におすすめです。

バーチャルマラソンの参加方法
ステップ1:イベントを探してエントリーする
まずは参加したいバーチャルマラソンを探します。RUNNETやONE TOKYO、各大会の公式サイトでバーチャルイベントの情報を確認できます。エントリーはオンラインで完結し、参加費の支払いもクレジットカードやコンビニ決済で行えます。
ステップ2:ランニングアプリを準備する
記録の計測と提出にはGPSランニングアプリが必要です。大会によって指定アプリが異なる場合がありますが、Strava、Nike Run Club、Garmin Connect、TATTA(RUNNETの公式アプリ)などが一般的に使用されます。事前にアプリをインストールし、GPS精度のテストをしておきましょう。
スマホアプリだけでも参加できますが、GPS内蔵のランニングウォッチがあると走行中に画面を確認しやすく、記録も各種アプリに連携できます。長い距離を走る大会に繰り返し参加するなら、選択肢に入れておきたいアイテムです。
ステップ3:期間内に走る
大会が指定する期間内に走ります。フルマラソンの距離を一度に走り切る必要がある大会もあれば、累計距離で42.195kmを達成すればOKという大会もあります。自分の体力や予定に合わせて計画的に走りましょう。
ステップ4:記録を提出する
走り終えたら、アプリの記録を大会に提出します。アプリからの自動連携で記録が送信される大会なら、手間はほとんどかかりません。手動で記録を送信する場合は、GPSデータのスクリーンショットが必要になることもあります。
ステップ5:参加賞を受け取る
完走後、メダルやTシャツなどの参加賞が自宅に送られてきます。オンラインの完走証がダウンロードできる大会もあります。参加賞の内容と発送時期は大会によって異なるので、エントリー時に確認しておきましょう。
バーチャルマラソンを楽しむコツ
目標を設定する
リアル大会と違って周りのランナーの存在や沿道の応援がないため、自分自身でモチベーションを維持する工夫が大切です。「この期間内に42.195kmを完走する」「自己ベストを更新する」など、明確な目標を設定しましょう。
一人で長い距離を走るあいだの気分転換に、好きな音楽やアプリの音声ガイドを聞きながら走る方法もあります。EarFunの公式オンラインストアには、耳をふさがないオープンイヤー型(OpenJump・Clip 2・Clip)やカナル型(Air Pro 4i)があり、記事で紹介したモデルは執筆時点で7,990円〜9,990円(税込)・送料無料です。屋外では周りの音が聞こえる音量にとどめ、リアル大会ではイヤホンが禁止の場合もあるので確認してください。詳しくは公式サイトで確認できます。

SNSで仲間とつながる
バーチャルマラソンの参加者同士がSNSで記録を共有し、励まし合うコミュニティがあります。ハッシュタグを使って自分の走行記録を投稿すると、他の参加者からの反応がモチベーションになります。一人で走っていても、つながりを感じられるのがバーチャルマラソンならではの楽しみ方です。
お気に入りのコースを見つける
いつもの練習コースで走ってもいいですが、せっかくのバーチャルマラソンなので特別なコースを選んでみるのもおすすめです。景色の良い海沿いのコースや、紅葉のきれいな公園など、普段走らない場所を走ると新鮮な気持ちで楽しめます。
バーチャルマラソンの注意点
- GPS精度が低い場所(トンネル内、高層ビル街)では距離が正確に計測されないことがある
- 大会が指定するアプリでの計測が必要な場合がある
- 累計距離型の場合、残り距離の計算間違いに注意する
- 一人で長距離を走る場合は安全対策(連絡手段、水分補給)を忘れない
- 参加賞の発送まで時間がかかる場合がある
特に気をつけたいのが、早朝や夜間に一人で走るケースです。暗い時間帯は自分の存在をドライバーに知らせる手段がないと危険なので、反射材付きのベストを羽織って走るという方法もあります。


よくある質問(Q&A)
Q. トレッドミル(ランニングマシン)で走ってもいいですか?
大会によって異なります。GPS計測が必須の大会ではトレッドミルは不可ですが、アプリの屋内モードに対応している大会や、手動入力が可能な大会ではトレッドミルでの参加も認められています。エントリー前にルールを確認してください。
屋内モードに対応した大会を選べば、天候や時間帯に左右されずに走行距離を積み上げられます。自宅にランニングマシンがあると、雨の日の穴埋めがしやすくなります。
Q. 42.195kmを何日かに分けて走ってもいいですか?
「累計距離型」の大会であれば、複数日に分けて走ることが可能です。たとえば1日10kmずつ走って、5日で42.195kmを達成する形でもOKです。ただし「一度に走り切り型」の大会では、1回のランで全距離を走る必要があります。
Q. 参加賞のメダルは届きますか?
参加賞が用意されている大会では、完走者にメダルやTシャツなどが送られてきます。発送までに時間がかかる場合もあるので、エントリー時に発送時期を確認しておきましょう。デジタルの完走証を用意している大会もあります。
Q. 初心者でも参加できますか?
もちろん参加できます。むしろ、リアル大会よりもプレッシャーが少なく、自分のペースで走れるため初心者に向いています。5kmや10kmのバーチャルイベントから始めて、徐々に距離を伸ばしていくのがおすすめです。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
参加費は大会によって異なるので、エントリー前に確認しましょう。リアル大会と比べると交通費や宿泊費がかからない分、トータルコストは抑えやすくなります。無料のバーチャルイベントもあります。
まとめ
バーチャルマラソンは、場所も時間も選ばず、自分のペースでマラソンに挑戦できる新しいスタイルのランニングイベントです。リアル大会のような沿道の応援はありませんが、自由度の高さと手軽さは大きな魅力です。
まずは気になるバーチャルイベントにエントリーして、自分のいつものコースで走ってみましょう。完走メダルが届いたとき、きっと達成感を味わえるはずです。バーチャルマラソンの最新情報はRUNNETやONE TOKYOでチェックしてみてください。
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