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マラソン前のカーボローディングのやり方と食事メニューを解説

食事・補給食・サプリ

マラソン大会の前に「カーボローディング」という言葉を耳にしたことがある方は多いだろう。糖質を多めに摂取してグリコーゲンを筋肉に蓄え、レース中のエネルギー切れを防ぐ食事戦略のことだ。

この記事では、カーボローディングの正しいやり方、具体的な食事メニュー例、そして実践するうえでの注意点を詳しく解説する。フルマラソンで後半に失速しないために、ぜひ参考にしてほしい。

ナビ助
ナビ助
カーボローディングって要するに「レース前に炭水化物をしっかり食べよう」ってことなんだけど、やり方にコツがあるんだよ!

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カーボローディングとは

カーボローディング(グリコーゲンローディング)とは、レース数日前から炭水化物の摂取比率を高め、筋肉内のグリコーゲン貯蔵量を通常よりも多く蓄える食事法だ。グリコーゲンはマラソンにおける主要なエネルギー源であり、その貯蔵量を増やすことでレース後半のエネルギー切れを防ぐことができる。

人間の体には通常約1,500〜2,000kcal分のグリコーゲンを蓄えることができるが、カーボローディングを行うことで、その量を通常の1.5〜2倍まで増やせるとされている。

カーボローディングの2つの方法

古典法(1週間法)

レースの1週間前から3〜4日間、炭水化物の摂取を大幅に減らし(枯渇期)、その後レース3日前から炭水化物を大量に摂取する(充填期)方法だ。グリコーゲンの蓄積効果は高いが、枯渇期に体調を崩すリスクがある。

改良法(3日間法)※おすすめ

現在主流となっているのが改良法で、枯渇期を設けず、レース3日前から炭水化物の摂取比率を食事全体の70〜80%に高めるだけのシンプルな方法だ。体への負担が少なく、十分なグリコーゲン蓄積効果が得られるため、多くの市民ランナーにおすすめできる。

3日間で必要な糖質量を確保しようとすると、意外と「あと少し足りない」という日が出てくる。常温で保存できて焼くだけで食べられる切り餅をストックしておくと、糖質の上乗せがしやすくなる。

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ポイント
  • レース3日前から開始(日曜レースなら木曜から)
  • 1日の糖質摂取目標:体重1kgあたり8〜10g
  • 体重60kgなら1日480〜600gの糖質を摂取
  • 脂質とタンパク質はやや控えめに
  • 食物繊維の多い食品は胃腸への負担を避けるため控える

カーボローディングの具体的な食事メニュー例

3日前の食事例

朝食:白ご飯大盛り(250g)、味噌汁(具は豆腐・わかめ)、鮭の塩焼き、バナナ1本

昼食:カレーライス(ご飯大盛り)、サラダ(少量)

間食:おにぎり2個、カステラ2切れ

夕食:パスタ(乾麺150g)トマトソース、パン1個、フルーツ

パスタは乾麺でまとめ買いしておくと、レース前の3日間で使い切りやすい。1.6mm前後の細めのタイプはゆで時間が短く、平日でも用意しやすい。

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2日前の食事例

朝食:食パン2枚にジャム、ヨーグルト、オレンジジュース

昼食:うどん(大盛り)+ おにぎり1個

間食:あんぱん、バナナ

夕食:親子丼(ご飯大盛り)、味噌汁、漬物

前日の食事例

朝食:おにぎり3個、味噌汁

昼食:餅入りうどん

間食:カステラ、スポーツドリンク

夕食:白ご飯大盛り、焼き魚(淡白なもの)、味噌汁 ※20時までに済ませる

ナビ助
ナビ助
前日の夕食は消化が良いものを選んで、早めに食べるのがポイントだよ。揚げ物や生ものは避けてね!

カーボローディングにおすすめの食品

炭水化物が豊富で消化に良い食品を中心に選ぶのがコツだ。

  • 主食系:白ご飯、うどん、そうめん、パスタ、食パン、餅
  • おやつ系:カステラ、あんぱん、大福、どら焼き、バナナ
  • 飲料:スポーツドリンク、100%果汁ジュース
  • タンパク質:ささみ、白身魚、豆腐など脂質が少ないもの
注意

揚げ物、焼肉、ラーメン(脂っこい系)、生もの(刺身・牡蠣など)、辛いもの、大量の食物繊維(ごぼう・キノコ類)はカーボローディング期間中は控えよう。胃腸トラブルの原因になる。

カーボローディング中も、主食に加えて脂質の少ないたんぱく源をそろえておきたいところです。毎日の食事で必須アミノ酸を意識したい方には、タニタの「アミノハピネス」という粉末タイプの食品もあります。必須アミノ酸9種類を配合したスティックで、1本10kcalと軽く、水や牛乳と一緒にそのまま取り入れられます。

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カーボローディング中の水分補給

グリコーゲンは水分と結合して筋肉に蓄えられるため、カーボローディング中は水分補給も重要だ。1日あたり2〜3Lの水分を目安にこまめに摂取しよう。

カフェインを含むコーヒーや緑茶は利尿作用があるため、飲みすぎに注意が必要だ。スポーツドリンクや麦茶を中心に水分補給すると良い。

1日2〜3Lをペットボトルで用意すると量も費用もかさむので、粉末タイプのスポーツドリンクを常備しておくと続けやすい。濃さを自分で調整できるのも扱いやすいポイントだ。

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カーボローディング中の体重増加について

カーボローディングを行うと体重が1〜2kg増えることがある。これはグリコーゲンが水分を伴って蓄積されるためで、脂肪が増えたわけではないので心配する必要はない。むしろ、体重が増えていれば「グリコーゲンがしっかり蓄えられている証拠」と前向きに捉えよう。

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カーボローディング実践時の注意点

初めてのレースでいきなり試さない

カーボローディングは人によって合う・合わないがある。胃もたれや下痢などの消化器トラブルを起こすケースもあるため、まずは練習のロング走の前に試してみて、自分の体との相性を確認しておこう。

食べすぎに注意

糖質を多く摂取しようとするあまり、総カロリーを大幅にオーバーしてしまうのは避けよう。脂質を減らして糖質の比率を上げるイメージで、総摂取カロリーはやや増える程度に抑えるのが理想だ。

レース当日の朝食にも配慮

レース当日の朝食はスタートの3時間前までに済ませるのが基本だ。消化の良い炭水化物(おにぎり、バナナ、カステラなど)を中心に、普段食べ慣れたメニューを選ぼう。

個包装のカステラは会場まで持ち込みやすく、スタート前の待ち時間に少しずつ食べられる。前日の間食用と当日の朝食用を兼ねて用意しておくランナーも多い。

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ナビ助
ナビ助
「いつもと違うものを食べる」のがレース前の一番のNG。カーボローディングでも普段食べ慣れたメニューを中心にするのが安心だよ。

カーボローディングとテーパリングの組み合わせ

カーボローディングはテーパリング(レース前の練習量削減)と組み合わせることで効果を最大化できる。テーパリングで練習量が減ると、普段消費していたグリコーゲンが温存されるうえに、食事から積極的に糖質を補給することで、グリコーゲンの貯蔵量を効率よく増やせる。

よくある質問(Q&A)

Q. カーボローディングはハーフマラソンでも必要ですか?

ハーフマラソンであれば、通常のグリコーゲン貯蔵量で十分にカバーできるため、本格的なカーボローディングは不要なケースが多い。ただし、前日の夕食と当日の朝食でしっかり炭水化物を摂取しておくことは大切だ。

Q. 糖質制限をしている場合はどうすべきですか?

普段から糖質制限をしている人がいきなりカーボローディングを行うと、胃腸に大きな負担がかかる可能性がある。レースの2〜3週間前から徐々に糖質の摂取量を増やし、体を慣らしていくことを推奨する。

カーボローディングの科学的根拠

筋肉内のグリコーゲン量を増やすことでマラソンのパフォーマンスが向上するという研究は、1960年代のスウェーデンの研究者チームによって初めて実証された。それ以来、多くの研究でカーボローディングの効果が確認されており、長距離持久系スポーツのスタンダードな食事戦略として広く認知されている。

ただし、カーボローディングは90分以上の持続的な運動で効果を発揮するとされており、10kmレースやハーフマラソンなど比較的短い距離のレースでは、通常の食事で十分なグリコーゲンが確保できるため、本格的なカーボローディングの必要性は低い。

Q. カーボローディング中にプロテインは摂っていいですか?

タンパク質の摂取は問題ない。ただし、脂質の少ないタンパク源(ささみ、白身魚、豆腐など)を選ぶことが大切だ。脂質が多い肉類は消化に時間がかかるため、カーボローディング期間中は控えめにしよう。

Q. カーボローディングで体が重く感じるのは正常ですか?

グリコーゲンは水分と結合して蓄えられるため、体重が1〜2kg増加して体が重く感じることがある。これは正常な反応であり、レース中にエネルギーとして消費されるため問題ない。

Q. 前日のうどんやパスタの量はどのくらいが目安ですか?

前日の夕食では、乾麺換算で150〜200g程度のパスタ、またはうどん2〜3玉程度を目安にしよう。一度に大量に食べるより、1日を通してこまめに炭水化物を摂取する方が胃腸への負担が少ない。

まとめ

マラソン前のカーボローディングは、レース3日前から炭水化物の摂取比率を高めてグリコーゲンを蓄える食事戦略だ。改良法(3日間法)なら体への負担が少なく、市民ランナーでも取り入れやすい。

白ご飯、うどん、パスタ、餅といった消化の良い炭水化物を中心に食事を組み立て、脂質は控えめにするのがポイントだ。事前に練習で試して自分に合ったメニューを見つけ、レース本番に備えよう。

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参考サイト:スリーウエルネス「カーボローディング」、グリコ「マラソン大会に向けた食事メニューの作り方」、アスリション「カーボローディングのメニュー例」

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